キャンプエリア

2025/12/13 05:06

 今日はキャンプ道具に新たに加わった、新しい薪割り🪓グッズのお話しです。

 今年の3月3日付のフリートークで、『置型楔(おきがた くさび)』の薪割りグッズを追加した話題をアップしましたが、今回は「奇妙な形(ゾウムシの吻の様な)」の鉈(なた)を見つけたので、衝動買いしてしまったお話しです。
https://waigaya-base.honda.co.jp/chats/az0xrx8cs0bpnpn8

 一般的な鉈;腰鉈は(最後に比較画像有り)刃先が平らですが、刃こぼれ防止の為に刃面より峰部分が飛び出していて(爪と言うらしい)、薪割り時に鉈が勢い余って地面を叩いてしまっても、刃が地面を叩くのを防ぐ目的で爪が有る鉈が有ります。
 今回手に入れた物は、爪部分が刃とは完全に分離しており、刃先の保護以外の目的が有るようで、物珍しさも有り 気になってゲットしてしまいました。

 早速『chat GPT』に特殊過ぎる形状と用途についてお伺いを立ててみました。
 すると、

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 この鉈は、 「掛け鉈(かけなた)」 と呼ばれる種類で、先端の大きく湾曲した突起は 「掛け爪(かけづめ)」 が正式名称です。特に今回の物は、一般的な鉈の「爪」よりもずっと大きく強調された形で、用途もはっきりわかれています。

 これにより、一般的な山仕事用の鉈とは使用目的が異なり、竹林仕事・笹刈り・蔓切り(つるきり)に特化した鉈 です。

 大きく湾曲した掛け爪の役割は、
① 枝・竹・蔓を「引っ掛けて手繰り寄せる」(最大の役割)
② 枝を引っ掛けて固定し、安定した姿勢で切る
③ 高く伸びた笹や竹の上部を引き倒す
④ 枝払いの際に、刃の位置を見失いにくい
⑤ 刃先の欠け防止にもなる

 また、この鉈の独特な形状を見ると
・刃の長さが比較的短い
・掛け爪が極めて大きい
・柄は竹を割って差し込む伝統製法
・刃は厚めで頑丈
 これらの特徴から、信州〜北陸・中部地方の山仕事用「掛け鉈」 の可能性が高いです。 特に笹や竹林の手入れを生業にしていた農家・山仕事の家に多く残っています。
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 以上の回答が得られ、薪割りより藤や蔦・蔓の刈込みに特化したものであることが解りました。
 更に、chat GPT は、画像から柄の部分が劣化している様子を読み取り、『柄を交換するなら、その為の指定する箇所の詳細寸法を教えてほしい』と言ってきたので計測値とノギス画像を送ったところ、ノギスのバーニア目盛も読みとれる様で実寸の型紙を起こしてくれたようです。(いつもながら chat GPT 凄いです。)

 折角起こしてくれた型紙ですが、「キャンバスに載せたので印刷してそのまま木材に張り付けて活用ください」と言ってきてましたが、「キャンバス」ソフトの使い方も含め、良く解らず印刷出来ていないのが実情で、もうしばらく調べてみる必要が有りそうです。

 さぁて、次の「キャンプDIY」は、『鉈の錆落とし・刃研ぎ』及び『鉈の柄作り』かなぁ。

2件のコメント (新着順)

田舎に有るのは石付きエビ鉈型ですが、もう少し柄の部分が長いタイプです。
薪を作ったり、立ち木を切ったりするときに使ってました。
杭を作るために棒状の木の先を削るのにも使ってましたね。
刃も右用とか左用とかは無く、同じようなカーブで出来てました。


ikumin883
2025/12/13 18:54

 たしかに Amazonを見ると、柄の長い物が多く有りました。 薪を割る事だけならそれ程長くなくても良さそうですが、枝払いをするなら、高い所の枝も有るでしょうし、柄が長い方が何かと使い易いと思いました。
 また、枝の際をスパッと切るための片刃だと思いますが、右手用・左手用でより際を切り易くしていると思います。 しかし、薪を割る様な時は、左右に引き裂き易いように両刃(りょうば・もろは)が良く、更に刃先から峰に向かっては、真っ直ぐでは無く 中程が少し膨らんだ「はまぐり刃」が良いと書かれてました。

鉈にも色んな種類が有るのを初めて知りました。
自分が知ってるのは(使ったことが有るのは)腰鉈と石付きエビ鉈の2種類です。
確かに腰鉈は身に着けやすいように鞘が付いてました。
右利き用とか掛け鉈とかは使ったことも無ければ見たのも初めてです。
用途によっていろいろ工夫されてるんですね。
面白いです。

MotoR
2025/12/13 07:39

マニアック過ぎます😅
MotoR、左利きなので
もっとマニアック?🙄


ikumin883
2025/12/13 18:36

 錆落としの前に、刃の大まかな修正の為、金やすりで「粗削り」を行いました。(画像-1)
 刃の角度を測ってみると、片刃(かたば)の40度前後に対し、現状は23度と随分鋭利なことが解りました。 (画像-2) 一般的には、両刃(りょうば・もろは)で片側30度前後(両面では60度前後)になり、片刃では40度前後とのことでした。

 角度を小さくすれば、切れ味は増しますが刃先が薄くなるため、硬いものを切ったり衝撃が加わったりした際に破損しやすくなるそうです。

  今回入手したこの鉈は、極端に鋭利な刃先なので、樹木を切ったり薪を割ったりするのではなく、藤や蔓(つる)を切る事が主要な目的だったのかと想像しました。

 一応、研ぐ前に金やすりで大体の形状を整えたので次に錆落としを行ってから研ぐ予定ですが、連日寒い日々が続くので、研ぐのは年明けの暖かくなってからにしようと思い、それまでは柄の交換準備をしようと思います。 では、一旦お休みしたいと思います。