《それとの出会い》
ある冬の日、
午後から予定をねじ込んで、
イベント会場の下見に行くため、
いつものように車に乗り込み、
確認後発進、1kmくらい走った頃、
ずっと視界の端にあったモノの
違和感に気付いた。
信号待ちのタイミングで
恐る恐るそれを凝視すると、
え、えーーーーー‼︎
人間、そこにあり得ないものを見ると
すぐにははっきり認識できないようで、
こ、これは、いたずら?
いや、本物?
止まって確認したいが、自分は
すぐそこのインターに
今から入ろうとしている。
取り敢えず、信号待ちで写真撮影。
車内で逃げられたら厄介だ。
が、微動だにしない?
自動車道に乗ってすぐのPAに入り、
そうっと、手を差し伸べ誘導すると、
寒さからか、
素直に手に乗り大人しい。
で、何だか無性に愛おしい!
しかし、こんな所で放つと
山に近すぎて
本来の寿命を全うできそうにないので、
連れ帰ることにした。
ポリ袋に隙間を作るための
紙を丸めて入れ、穴を開けて、
それを入れ、閉じる。
そして、移動後用事を手早く済ませ、
帰宅後、無事庭に放つことができた。
それとの出会いは、それより以前、
視界の外をササっと何かが
逃げる音がするというだけで、
それがいることを認識していたに
過ぎなかった。
しかし、放った後は、
決まった台の上で日向ぼっこを
する姿を私に見せるようになり、
そちらからもこちらを
意識し始めたのだと
感じられるようになった。
そう、そして
それはどうやって車に乗り込んだか。
謎は残り
推察の域を出ないのだが、
①あまりにも寒くて、
前日帰ってきた車に下の方から潜り込んだ。
②前日夕方そばを通った私にしがみつき、
私がそのまま気づかず車に乗った。
そして昼間少し陽が差して
若干温度の上がった窓辺へと移動した。
どちらも少し無理があるようにも思えるが
現にそこに居た事実には変わりない。
《それとの出会い》
ある冬の日、
午後から予定をねじ込んで、
イベント会場の下見に行くため、
いつものように車に乗り込み、
確認後発進、1kmくらい走った頃、
ずっと視界の端にあったモノの
違和感に気付いた。
信号待ちのタイミングで
恐る恐るそれを凝視すると、
え、えーーーーー‼︎
人間、そこにあり得ないものを見ると
すぐにははっきり認識できないようで、
こ、これは、いたずら?
いや、本物?
止まって確認したいが、自分は
すぐそこのインターに
今から入ろうとしている。
取り敢えず、信号待ちで写真撮影。
車内で逃げられたら厄介だ。
が、微動だにしない?
自動車道に乗ってすぐのPAに入り、
そうっと、手を差し伸べ誘導すると、
寒さからか、
素直に手に乗り大人しい。
で、何だか無性に愛おしい!
しかし、こんな所で放つと
山に近すぎて
本来の寿命を全うできそうにないので、
連れ帰ることにした。
ポリ袋に隙間を作るための
紙を丸めて入れ、穴を開けて、
それを入れ、閉じる。
そして、移動後用事を手早く済ませ、
帰宅後、無事庭に放つことができた。
それとの出会いは、それより以前、
視界の外をササっと何かが
逃げる音がするというだけで、
それがいることを認識していたに
過ぎなかった。
しかし、放った後は、
決まった台の上で日向ぼっこを
する姿を私に見せるようになり、
そちらからもこちらを
意識し始めたのだと
感じられるようになった。
そう、そして
それはどうやって車に乗り込んだか。
謎は残り
推察の域を出ないのだが、
①あまりにも寒くて、
前日帰ってきた車に下の方から潜り込んだ。
②前日夕方そばを通った私にしがみつき、
私がそのまま気づかず車に乗った。
そして昼間少し陽が差して
若干温度の上がった窓辺へと移動した。
どちらも少し無理があるようにも思えるが
現にそこに居た事実には変わりない。
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黒いアマガエル
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2023/05/31
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【何でも】フリートーク