2024/06/21 14:12
種田山頭火は自由律俳句の俳人。
心静かに句に触れると、
山頭火が生きた当時の情景と、
心中に足を踏み入れたような
感覚を覚える。
昔この地へ初めて訪れたのは真夏。
茹だるような暑さの中
少ない情報を頼りに、
車体を傾けないと漕げない
歪なレンタサイクルで
立ち漕ぎしては太腿で腰掛け、
句碑を巡った。
若かった、と思う。
そんな記憶の残る地に、
『山頭火ふるさと館』という施設が
平成29年からできている。
今まで調べもせず寄れなかったため、
今回は事前に周囲を調べて発見でき、
時間にも間に合って本当によかった。
展示物が多いわけではないが
当時の句集の原本を見ることが出来た。
行乞して、
北は東北から西は九州まで
多くの句を残し、
第二次世界大戦が始まった翌年に
亡くなった彼の句からは、
彼の生き様とそこにあった空気を、
温度を持って感じ取ることが出来る。
自分は酒をほぼ飲まないが、
共感が持てる句も多い。
少しでも興味を持たれたなら、
是非この地を訪ね、巡っていただきたい。
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投稿を表示山頭火
小生やっぱり
ラーメンだ!
https://www.santouka.co.jp/