種田山頭火は自由律俳句の俳人。 心静かに句に触れると、 山頭火が生きた当時の情景と、 心中に足を踏み入れたような 感覚を覚える。 昔この地へ初めて訪れたのは真夏。 茹だるような暑さの中 少ない情報を頼りに、 車体を傾けないと漕げない 歪なレンタサイクルで 立ち漕ぎしては太腿で腰掛け、 句碑を巡った