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キャンプエリア

2024/12/17 06:57

 二次燃焼薪ストーブ(ソロストーブ タイタン)の燃料について、この度新たな見解を見い出したので雑記してみます。

 二次燃焼薪ストーブと言っても、ガラス窓が有り、煙突をセットする様な「薪ストーブ」では無く、「焚き火台」的なウッドガスストーブの事で『二次燃焼』の言葉を広く世に広めた、「二次燃焼ストーブの代名詞、ソロストーブ」の燃料についてです。

 ソロストーブ燃料としては、「小枝」や「松ぼっくり」・「杉の葉」等を現地調達するのを良しとしながらも、現地調達だけでは賄いきれない事も想定して家から薪を持参するのが普通でした。 ただ、一般的な薪では長すぎたり、太すぎたりで、小さなソロストーブの燃焼室には収まらず、バトニングの練習にはなるものの、結構手こずってました。 また、拾った小枝も小さく折るのが大変で、枝折り用に「メガネレンチ」も必携でした。

 さてそんな折、「木質燃料ペレット」の存在は十分知ってはいたのですが、以前に部屋の中で離し飼いしていた「巻毛のモルモット」の餌みたいで、「燃料」としての性能や使い勝手は関心なかったのが本音でした。

 そんな「木質固形燃料ペレット」ですが、最近はホームセンターで薪コーナーに一緒に置かれていたり、インターネットのキャンプサイトで薪ストーブの燃料に使われるのを見ることも有り、少し興味を抱いておりました。
 更に、「ソロストーブ」の最新機種に、「木質燃料ペレット」対応機成るものまで登場してきてました。

 そんな訳で、ソロストーブ用に「木質燃料ペレット」デビューしてしまいました。

【記載内容訂正・ここから】
 最新機種の「ソロストーブ メサmesa」のストーブ構造が発売当初の物より変わったようです。販売当初は「ソロストーブ タイタン」と同じロストル構造(ニクロムワイヤーメッシュ)に『ペレットアダプター』を装着してペレット対応にした様ですが、新しい「メサmesa」はロストルがパンチングメタル構造に変更になり『ペレットアダプター』が無くなった様です。
 つまりは、今回わざわざダイソーの「ゴミ取りネット」を装着して『メサもどき』にしましたが、そんな必要は無く、自作ステンレスパンチングメタルプレートで正解の様です。
 更に「メサmesa」の特徴としてストーブトップの「五徳付きフレームリング」が、その他の小型ソロストーブと比べて五徳無しの「フレームリング」のみの為クッカーが使えません。(カタログでは串に通した「マシュマロ」を焼いている場面ばかりでした。)
 以上、最新の「メサmesa」より、まったく同じサイズなら「タイタンTitan」の方が良いと思えてなりません。
【ここまで】

 早速感想です。『二次燃焼の炎のゆらぎのなんと美しい事か』・『これ程優美に踊る炎はめったに見れるものでは無かったのに、それがいとも簡単に再現される事に感激』でした。更にプラスして、煙が全然見られず煙く無く、完全燃焼している様で、撤収時にはほんの少しの灰しか残らず後片付けも至って簡単で時短にも寄与します。

 今回は、手持ちの「ソロストーブ タイタン」2台に、燃料ペレットがロストル用ニクロムワイヤー(1.5㎝メッシュ)の隙間からこぼれ落ちない様に自作のステンレスパンチングプレートを装着し、更にもう1台には、最新の「ソロストーブ メサmesa(ペレット燃料利用可能)」のロストルに近い構造となる様に、ダイソーの「ステンレスゴミ取りネット110㎜」を組み込んで燃焼試験を行ってみました。

 二次燃焼の様子は前述のとおり、今まで感じられなかったくらいの良好な炎をいつでも見る事ができることが解り、更に「燃料の現地調達」をしなくてもペットボトルにでも燃料ペレットを小分けして持ち込めばよく、薪の様なバトニングも不要で 良いことづくめで今後「ソロストーブ」の出番が増えることは間違いないと思います。
【続く】

【画像】
・燃料ペレットの計量と「排水口ゴミ取りネット」&「パンチングプレート」
・両ストーブの燃焼終盤
・二次燃焼のファイヤーダンス

2件のコメント (新着順)
黒いアマガエル
2024/12/17 12:46

実験的検証、ためになり、
楽しいです。

美しい炎ですね〜(^^)

追加投入は、
薬包に包まれた頓服を飲む手法ですね。
200gで30分ですね。覚えておこう。

冬のディ•ソロキャンプを
目指します。


ikumin883
2024/12/17 15:56

 頓服薬に薬包紙 なんか古き良き時代感が漂いますね。
 祖母が時折その名もずばり『トンプク』と言うオレンジ色に黒文字のシンプルなパッケージの粉末の胃薬を飲んでいたのを思い出しました。 ただ、薬包紙では無く、アルミ蒸着が透明ナイロンの様な物に個別包装されてた様な記憶です。
 五角形に畳まれた薬包紙に包まれたお薬は、最近は見かけないですね。その都度調合してもらう薬剤なんか、最近は縁が無くなってしまい錠剤ばかりになってますね。

黒いアマガエル
2024/12/17 20:04

いつから無くなったんでしょうね。
ニュースになった記憶があります。

ikumin883
2024/12/17 07:28

【続き】
① 燃焼の様子では、炎の高さが60㎝程に立ち上ることが判明。ロケットストーブがこんな感じなのかもしれません。 ただ、火力が強すぎて調理には向かないかもしれませんが、暖を取るには良いかもしれません。
 写真-1

② 二次燃焼後の「熾火」状態です。 ここまで200gのペレットで約30分持ちました。
 写真-2

③ 鎮火後の灰の量ですが、従来のソロストーブでは細かくなった灰が僅かに残っておりました。 『ソロストーブ メサmesa もどき』の「ダイソーゴミ取ネット」バージョンは、ほんの少し「炭」の様なものが有ったのと、「灰」もペレットの形が解り、明らかにノーマルタイタンの「灰」とは感じが異なりましたので理由を探ってみようと思います。
 写真-3

 以上、「木質燃料ペレット」デビューの顛末記でした。
 


ikumin883
2024/12/17 08:43

【追記】
 今回 妙案を思い付いちゃいましたので、ここでお披露目したいと思います。

 ソロストーブの「燃料投入口」は狭い為、五徳の上にクッカー等を置いてしまうと、燃料投入口から小枝等のスティックは投入が困難になってしまっておりました。
 今回「燃料ペレット」を用いた事で、スティックとは違って継ぎ足し投入がし易くなります。その方法として「スノーペグ」を用いて継ぎ足し投入がしやすくなる事に気づきました。

 実際の当方の「スノーペグ(赤いU字型)」は本体に穴が開いていて「ガイロープ」や「細引き」を通せる様になっているのでこの部分で燃料ペレットが苦れにくくなってしまいますが、大き目の「V字ペグ」は穴が無いので利用できそうです。

 従来、継ぎ足し投入するには、一端クッカーを除ける必要が有ったのですが、「燃料ペレット」を使い、「ペグ」を併用することで継ぎ足し投入が容易にできる事となりました。