何でもトークエリア

2024/08/10 02:08

 本日、地元のリサイクルショップ(🧙‍♀️ハリーポッターの「ハー(マイ)オ(ニー)・グレンジャー」みたいな名前の)、某大手「ハー〇オ〇・コーポレーション」とは違った、地域限定の♻️リサイクルショップを何気なく“ぶらぶら”覗いてみたら、とんでもない掘り出し物を見つけちゃいました。

 私の142種類(222本)の計算尺コレクションの中でも特に大好きな型番の、HEMMI No.254WN(10インチ両面尺) が、無造作に埃をかぶったまま棚の奥の隅っこに紙ケースのまま置かれているのを発見し、興奮しながらゲットしてしまいました。 このリサイクルショップには、数か月に1回くらいは何度も足を運んでましたが、棚の奥の片隅までまじまじと覗き込んだことは少なかったので、いつから置かれていたかは解りませんでしたが、それ以上にお客さんたちの興味が無かったので、長らく人目に触れずに居たものと思われます。

 この型番 『HEMMI No.254WN』は工学系の高校生向きに開発された機種で、ちょっと「高級な一般向け計算尺」にプラスして、より豊富な「関数尺」を装備し、表面に11尺・裏面に13尺ととても使いこなせない、とんでもない計算尺です。 更にご丁寧に目盛りの右端部分に、普通は書かれていない各々の尺の補助記号が表記されていて、各目盛り尺の用途が解るといった、高校生向きに配慮された「優しい計算尺」になってます。



 私がこの型番の計算尺が好きな理由のもう一つに、とんでもない事実を発見してたので、それも有って私には大切な型番の計算尺になってます。

 皆さんは、宮崎駿のジブリ映画『風立ちぬ』をご存じでしょうか? 主人公・堀越二郎その人物像は、実在の文学者・堀辰雄と、これまた実在した航空機設計技師・堀越二郎がモデルで、堀越二郎は『零式艦上戦闘機(零戦)』を設計した人物です。

 映画の中でも主人公の堀越二郎は『ゼロ戦』の設計技師として描かれており、その傍らには『計算尺』が随所に現れてきます。
 一番最初に「計算尺」が登場したのは、堀越二郎の乗った列車が関東大震災で脱線事故に巻き込まれ、その時に同乗していた、後の妻となる「里見 菜穂子」と里見家の女中「お絹」も事故に巻き込まれます。その時、足を痛めた女中「お絹」の「足の添え木」として予想外の形で計算尺が登場します。

 その後も設計図面を引きながら計算を行うたびに登場するとともに、最愛の妻「菜穂子」を看病しながら左手で「菜穂子」の手を握り、右手ひとつで計算尺を操作して計算する離れ業をやってのけます。 この様に、この映画の中では「計算尺」は重要なアイテムとなってました。

 さて、そんな「計算尺」ですが、アニメを見ながらふと気になったのですが、『何処のメーカーの何を使ってるのかな?』と疑問に感じ、『ブルーレイレコーダーを「スチル再生」すれば分かるかな?』と思って何度もトライしながら型番の特定にチャレンジしてみました。

 もうお判りですね。そうです、今回入手した HEMMI No.254WN です。 但し、「中段尺(滑り尺)」と「下段尺」を入れ替えて描かれてました。(一応コンプライアンスに気を使って、丸々コピーまではしなかったみたいです。)

 この HEMMI No.254WN は、尺数が多いだけじゃなく、目盛りの左端に「各々の尺の説明記号」が記載されており、見た目にも賑やかで豪華そうなので選ばれたのでしょう。 但し、この型番が製品化されたのは 1971年~1975年なので、第二次世界大戦の終戦1945年当時には存在しておらず、ましてや、大戦中の『零式艦上戦闘機(零戦)』の設計になど、時代が全然合いませんが、その辺はフィクション作品なんだと割り切りましょう。 因みに本日入手できた HEMMI No.254WN は、製造記号:VJ なので、1971年10月製造の物となり、販売開始直ぐの頃の物でした。

 という事で、HEMMI No.254WN は、私にとっては特別の存在であるとともに、「尺数が多く」「目盛り説明記号」も記載されているので『賑やかで華やかな計算尺』なので思い入れが有ります。 そして、そんな計算尺のコンデションが良い物をこれまた破格の金額で入手出来て、とても良い一日となりました。 勿論ビール片手に HEMMI No.254WN を眺めながらこの文章を綴っております。

【計算尺と私】
 中学3年生の数学の授業で初めて出会い、掛け算・割り算が求められることに愕いたことを覚えてます。その後高校生当時は、「電気工学」・「電子工学」・「機械製図」でお世話になったものの、あっという間に電卓📟に取って代わられた「計算尺最後の世代」です。

4件のコメント (新着順)

ikumin883さん、ご投稿ありがとうございます🌟
すごい発見ですね!!
見つけた時の興奮が伝わってきます😊

4-LAB
2024/08/10 10:28

計算尺。
中学かなあ、高校かなあ?
授業で一回だけ使いました。
おおっと驚いた記憶があります。
直尺、三角尺も、かっこよくて好きです♪


ikumin883
2024/08/10 13:15

4-LABさん、コメント有難うございます。
 初めて手にした時、「掛け算」・「割り算」が出来てしまうのには感動した記憶が有ります。 そんな感動も手伝ってか、中学校には『計算尺クラブ』も有り、クラスの女の子達の何人かも所属して「計算尺検定」に参加してましたね。

 あと、ちょっと想像がつかなかったのですが、「直尺」は直線型計算尺 (rectilinear slide rule) で一般的な中尺がスライドするタイプとして、「三角尺」ってよく解りませんでした。
 特殊な形の計算尺としては、「円板形計算尺(circular slide rule)」や「円筒形計算尺(cylindrical slide rule)」は解り、円板形では日本メーカーの『CONCISE社』が今でも販売してまして、当方もいくつか所有してます。 が、『「三角尺」って?』 でした。 「三角スケール」は何本も山ほど所有し、その形が頭をよぎってしまいましたが、「三角尺」ってどんな計算尺だっけなぁ?

4-LAB
2024/08/10 13:41

ikumin883さん。
直尺と三角尺。
えっと、計算尺の仲間ではなくて、物差しの仲間です。
紛らわしくて、ごめんなさい。

ikumin883
2024/08/10 14:09

4-LABさん、わざわざ有難う御座いました。 「新しい計算尺」じゃ無くて安堵してます。

 さて折角なんで、その辺に転がってた物の画像です。 きちんと探せば、まだまだ出て来ますが、あちこちの部屋で活用中も有り、取り敢えずその辺に有った物達です。

4-LAB
2024/08/10 14:43

わあ、すごいっ🐾
三角尺、マニアックな縮尺のもあるのかなあ? 気になる♪
測るもの、長さ以外のもコレクションしていますか?
秤とか、、、

ikumin883
2024/08/11 20:45

4-LABさん、折角なんでガレージに有った金属製のスケール(ステンレス製やアルミ製のものさし)もかき集めてみました。
 整理が悪く、全員集合には程遠い状態では有りますが、2mを優に超える長尺もの(一番右)から、1.2mのI型クランプにアルミプレートを加工して改造した、自作の丸のこ直角ガイド(右から2番目)まで、多種多様の「直尺」群です。 金属工作から木工DIYまで、色々なものに手を出すうちに増えてきてしまい、ガレージには肝心な車が1台しか収まらない状態で家族からは白い目で見られているはずですね。

 それと、「三角スケール」の縮尺の件ですが、手持ちの中では 1/400 が 1/250 に入れ替わっているものが2本有ったのみで、それ以外は全て以下の縮尺の組み合わせでした。
1/100m,1/200m,1/300m,1/400m(1/250mm),1/500m,1/600m

※手持ちの内、全て竹のみで製作された1本については、全体の長さはほぼ他の機種と同じ310㎜で、有効目盛域303㎜程度ですが、1/10尺,1/20尺,1/30尺,1/40尺,1/50尺,1/60尺と尺貫法の目盛りでした。 しいて言えば、この目盛りが現代では特殊かもしれませんね。

ikumin883
2024/08/11 22:41

更に、「長さ以外の計測機器のコレクション」を拾い集めてみました。 一応計測器以外も含め、ジャンル毎にデータベース化しているものも多いのでピックアップしてみます。
①製図関連
 ・ドラフター(トラック式)…ムトウ・ウチダ・コクヨ・マックス・ペンタックスの5台
 ※場所を取るのでドラフターに組めないマグネットボードも複数台有り。
 ・製図器セット…UCHIDA QBシリーズを筆頭に38set・STAEDTLER 6set・DRAPAS 4set 他 計59set
 ・STAEDTLER単品コンパス…Mars555/553プロフェッショナル用 18本
 ・ビームコンパス…KD・KENT他 7set
 ・勾配定規…ウチダ・ステッドラー・ドラパス 他 計14枚
 ・その他… 製図関連のデバイスが色々
 ・計算尺…HEMMI10インチ両面尺を主体に収集142種(222尺)

②温度計・アスマン通風乾湿計
 ・棒温度計(水銀・アルコール)…高精度二重管 18本・一般用水銀/ケロシン 38本・最高最低アナログ温度計 3台
 ・アスマン通風乾湿度計…標準型 4台・携帯型 1台
 ※アスマン乾湿計以外の実際の活用は、デジタルレコーダーやTCレコーダに取って代わられ、大半がコレクション用

③工具
 ・水平器…アナログ水平器 12台・デジタル 1台
 ・精密水準器(平型・角型・水準傾斜計)… 6台
 ・アリダード(平板測量器)… 3台
 ・その他 コレクション目的ではないが、電動ドリル・ワークベンチ・差し金・砥石・バール・下げ振りなどは、いつの間にか同じようなものが溜まってしまった。

④光学機器
 ・顕微鏡…生物顕微鏡(単眼・双眼・三眼)6台・立体顕微鏡 (双眼・三眼)3台
 ・フィールドスコープ…52㎜ ED(ストレート) 1台・65㎜(アングル) 1台・80㎜(ストレート) 1台・82㎜ED(ストレート) 2台 計5台に接眼レンズ多数
 ・モノキュラー(除く一般形)…マルチモノキュラー 3種

⑤キャンプ機材
 ・テント…4張り(コレクションでは無く実用)
 ・タープ…4張り(コレクションでは無く実用)
 ・ナイフ…(コレクションでは無く実用)4本・VICTORINOX 13本
 ・ランタン…ガソリン/ガス/LEDランタン 5台・オイルランタン 4台・キャンドルランタン 5台
 ・焚き火台…5台(コレクションでは無く実用)

 以上、コレクション以外も含め列記してみました。 これにより、手持ちデータベースから抜けていたり、データベースが無いものも多数見られ、更にデーターベースのメンテナンスの必要性を感じてしまいました。
 なお、各種計測器は、いずれも校正期限切れで、トレーサビリティ体系図に用いるには、各々の検定機関による校正が必要で、べらぼうな費用が掛かってしまいますね。

ikumin883
2024/08/12 02:31

ついでに、尺貫法の「総竹製の三角スケール」と一般的な30cm「三角スケール」を並べてみました。
 尺貫法のスケールは、写真の面は「1/10尺」•「1/20尺」です。 他の面に「1/30尺」•「1/40尺」•「1/50尺」•「1/60尺」が有ります。
 メーカーロゴと尺度刻印も写してみましたが、ロゴ(丸に玉)は初めて目にしたロゴで、「東京」が有るので日本製である事は解りますが、メーカーまでは特定できませんでした。

4-LAB
2024/08/12 12:41

コレクションのUP、ありがとうございます!
すごい!
データベース化しているのもすごい!

ここにないもので、持っているのは、
ステッドラーの自在曲線定規とクローバーの洋裁用のしなる定規かなあ。。。
自在定規は、製図関係に含まれているかもしれないですね。

ikumin883
2024/08/12 13:47

コレクションとはしてませんが、「自在曲線定規」は、STAEDTLER•DRAPAS•rotringかFaber Castel•ウチダかコクヨが有った筈です。(鉛を緑色ビニールで覆った物が大半で、鉛を透明ビニールに目盛りを付けたもので覆った物も一つ)

 裁縫用も有り折角なんで、BANCOの裁縫用テンプレートと一緒に、コレクションの一つ 勾配定規も撮ってみました。
 勾配定規は半透明な物ばかりで見難いので、色付きのウチダの20cmの小形の物です。 30cmの精密用大型タイプはウチダ•ステッドラー共に圧巻です。

【追加】
 BANCOのプレートが、裏表逆だったんで撮り直しました。 加えてパッチワークプレートに変えました。

黒いアマガエル
2024/08/10 08:29

その形は、どこかで(多分製図室なんでしょうけれど)見たことだけある記憶がありますが、おぼろげです。
既に関数電卓でした。

昔々の古い大きな文具店かもしれない。
子どもの頃から道具類好きで
色んなところに潜り込んでいたから。

どのように使うのか…。


ikumin883
2024/08/10 12:37

黒いアマガエルさん、コメント有難うございます。
 当方も、「機械製図」の授業で使ってましたが、長さの比例計算には重宝するものの、「足し算」・「引き算」は計算できないので「暗算」が主体となり、今の『関数電卓』が どれ程重宝するかと思います。 しかし業務では『CAD』ばかりなので『関数電卓』の比じゃ有りませんけどね。

ikumin883
2024/08/12 03:57

【ちょっとお知らせ】
 計算尺は加減演算ができないと書きましたが、実は2台手持ちの『FABER-CASTELL 67/68Rb』(ドイツ製) は、附属のスタイラスを使って、計算尺裏面で6桁の加減計算が行えちゃいますので、ちょっとお知らせでした。

黒いアマガエル
2024/08/13 00:02

『FABER-CASTELL』でこんなものがあるとは知りませんでした。
色鉛筆のイメージでした。
道具としては『STAEDTLER』の方が馴染みがあります。
面白いですね。
これで計算するメリットは何なのでしょう(^^)

自分は意味もなく雲形定規が好きです。

黒いアマガエル
2024/08/13 08:52

趣味と実益を兼ねているように見えます。自分はたまに使いやすいものを使わなければならない場面で使ったりはしますが、目的が存在しなくて意味はなくても、機能があれば道具は
その存在が美しいのだと思います。
それを意味のあるものとして使い続けられることは、幸せですね。

自分の製図器は家族に貸してと言われそこから戻ってきません。
(自分のものはどうしたんだ?)
悲しい。

なので、
機能は定規としてのものではないが、形を覚えようと持っているものさし。

イロモノですが、手帳に入るので隙間時間に眺めています。

ikumin883
2024/08/13 10:41

黒いアマガエルさん、おはようございます。

 さて当方のコレクションですが、「実用性」によって集まってしまった物が多いですが、単純に「趣味」で集めたものも多く有ります。 置く所が無くなりつつ有りどうしたものか。

 画像は趣味に特化した物の一部をピックアップしてみました。
 ・製図器セットは入手後、物によっては錆落とし後に超音波洗浄後 乾燥・防錆油塗布してから撮影して画像に収め、データベースに登録してます。 その画像リストの一部をトリミング・合成してみました。

 ・計算尺も入手後分解清掃や超音波洗浄後、そろばん用の「滑らせ粉」を塗布し、A3スキャナで撮り込んでデータベース化してます。 画像は虫干しの時にメーカごとに分別した時の物一部です。

 こんな感じで集めるだけじゃなくて、メンテナンスも楽しみながらコレクションをしてます。

MotoR
2024/08/10 07:23

「計算尺」凄いのを見せて頂きました😲
建築科の時代、既に関数電卓でしたので
使い方さえ想像できません😅

 アっ、学生ラリーの頃
ナビが距離と時間の計算に、円盤型の計算尺使っていましたが
間もなくコチラも、ラリーコンピューターに取って代わられました…😓


ikumin883
2024/08/10 12:26

 MotoRさん、リプライいつも早いですね。 有難うございます。
 さて、「ラリーコンピュータ」は所蔵してませんが、「フライトコンピュータ(円形計算尺)」は7種類ほど所蔵してます。 色味が綺麗な物も有り好きです。
 一応、使える様に取説やインターネットで調べながら少しいじってみたのですが、英語の取説だったり、機能が多すぎるうえフライト操縦経験も無いので実感が想像できず、ものにするまでには至ってませんが、見知らぬ世界に足を踏み入れたみたいで楽しかったです。

 画像は「APR UNIVERSAL社」の「E6-B2」というモデルで、モノクロ版の「 E6-B9」も所有してますが、所蔵する「フライトコンピュータ(円形計算尺)」7種類すべての内カラー版はこれだけでしたので「E6-B2」を選んでみました。

 いずれのフライトコンピューターも重厚なアルミ製で、狭いコックピット内で乱雑に扱われても良いように頑丈に作られてますが、CONCISEは計算尺同様に樹脂製だったと思います。

MotoR
2024/08/10 12:52

フライト用の円形計算尺ほど複雑ではありませんが
ラリー用の円盤は、こんな感じです。

自車のトリップメーターと公式距離を補正して
時間と距離を読むだけのもの
地図を見ながら、時計を見て、距離計見て
早い遅いをDr.に指示を出すNav.
MotoRは、確実に酔います😫

ikumin883
2024/08/10 13:37

わざわざ有難うございました。
 初めて目にしました。 「CONCISE」社日本製なのですね。
 「CONCISE」は現在も「円形計算尺」を販売しており、更にフライトコンピュータも「飛行機用」と「ヘリ用」を販売しております。 けど、¥3.85万円程で、趣味のコレクターには手が出ませんね。 フライトコンピュータもデジタル化が進み、デジタル版の方が安かったかもしれません。

極楽とんび
2024/08/10 14:18

ikumin883さま
はじめまして。
フライト用の計算尺の
3個目(右側)の画像には
35年前にパラグライダーの
学科試験にTN、MN等が
出ていた事を思い出します。
当時はグライダーからの
設問かと思われます。

ikumin883
2024/08/10 15:02

極楽とんびさん、お久し振りです。

 さて、TN;真北 と MN;磁北 は、山屋さんの私にとっては、切っても切れない言葉です。 場所及び年代により磁北は少しずつ違うので、常にマップを使用する際は気にかけないといけないものの、実際は中部から東北地方主体の山行なので、偏角は西偏7度程度で事足りてました。
(現役当初の偏角は、西偏5~6度位だったのですが、最近の家の近くは8度を超えてきてますね。 最近増々偏角が広がってきてます。)

 ここで、工具マニアの私からこんな画像を送ってみます。
 何だか解りますか? 

 これは『真北測定器』と言って、その場所の真北(TN;true north)を求める測定器で、基本的にはその場所の緯度に合わせて傾け、換算表(基準経度毎の当該日における南中時刻表)と正午ジャストの影の位置を使い求めます。
(久し振りに、『真北測定器』の虫干しになりました。)
 けど、今じゃスマホの磁気センサとアプリで、いとも簡単にTNもMNも求められちゃいますけどね。

 飛行機等はその時の風向きと風速で、進む方向や到着時刻が絶えず変化するのに加え、飛行機では高度によっても速度に影響を与えると共に、燃料消費量にも大きく影響しますので、頭の中だけでは答えが導き出せず、こんな画期的な計算尺(備品番号 E-6B)が米国のパイロット、ダルトン海軍中尉によって開発されたそうです。

 話は変わって、風水や家相で使われる「北」について、風水師の中でも「磁北」と「真北」がごちゃごちゃに思います。 『当たるも八卦、当たらぬも八卦』とは言われても、根底が曖昧じゃ益々信ぴょう性に乏しいなぁ。 正解はどっちなんだろう? 私は移動しない「真北」かなと思いますが…。 三種の神器に方位盤と共に方位磁針(マグネットコンパス)を見かけるので「磁北」なのかなぁ? とも。

【追記】
 Chat GPT にお伺いをたてた所、「真北が大半で、流派によっては磁北も有る」との事でした。 やはり変化したり場合によってはチバニアンの様に逆転しちゃったりするので「磁北」は適さないのだろうと思います。

極楽とんび
2024/08/10 15:53

ikumin883さま
失礼しました。お久しぶりでした⁉️
西編として覚えて
偏流飛行の角度を算出する
設問だったかと思います。
航空法
航空法規
航空気象学
と一応勉強しました。
真北測定器とか
どれも初めて見るものばかりです。
観光地に有る日時計の
設置に役立つのですかネ⁉️

ikumin883
2024/08/11 14:07

極楽とんびさん、 今日過去の履歴を調べてみたら、「お久しぶり」では無かったようです。失礼しました。 投稿されていたコメントに、実家の長野辺りの話題も有り、お名前を記憶していたものと思います。

 さて、「観光地に有る日時計」の話題ですが、地面に垂直にポールの建った日時計は年間の再生時刻が安定しない様なので話題としませんが、斜めのポールか斜めのプレートの物であれば当方の近くの公園でも見かけますね。
 ポール(若しくはプレート)は設置された場所の緯度に合わせた傾きで、方向は「真北」に向けるので、まさしくこの様な感じで設置されていると思いますが、現在はGPS(GNSS)で「真北」を求めていると思いますが、測量用の「GNSSシステム」は高額なので、場合によっては当方の投稿写真の「TOMIO式 真北測定器」が使われている可能性も有りますね。 (インターネットでは現在でもレンタルされているのが何件もヒットしました。)

 なお、斜めのポール(若しくはプレート)は、地軸と並行になる様に方位(真北)と共に緯度で補正して空に向かっているので、まさしく北極星の方向を指してます。 まあ、北極星も厳密には極軸を少しずれて日周運動をしてはおりますので、天体望遠鏡を覗くときは「極軸望遠鏡」でその時の時刻による補正をしますが、「公園の日時計」は時刻ごとの補正などできないので、そこまでの精度では設置されていませんが、ほぼほぼ北極星に向いているはずですね。
 (当方「天文」も好きで、天体望遠鏡を覗くのですが、澄んだ夜空が美しい「冬の天体」を見るには冬の日本海側の当方の自宅では、冬は晴れる夜空が殆んど無く、寂しい限りです。)

 また、斜めのポール(若しくはプレート)の方が、垂直ポール式より精度が高いとは書きましたが、「TOMIO式 真北測定器」の補正表(151ページの補正表)の『中央標準時による太陽南中時刻の算定』より、当方の最も近い経度の2ヶ所について、年間の「太陽南中時刻の標準時の偏差(均時差)」をEXCELにプロットし比較したことが有り、年間では南中時刻が30分以上も変化する事を確認しております。(今回の画像参照)当方の近くのデータですので、場所によってはこれより大幅に相違する地域も有るはずです。よって、固定された日時計ではその分の誤差も加わるので、あくまでも目安時刻だという事を覚えておく必要が有りますね。 まぁ、公園の日時計にそれ程の時刻精度を期待する人も居ないとは思いますが、腹時計よりは遥かに正確かもしれませんね。

 以上、今回は色々とインターネットでの調査も含め楽しめました。 ではでは、改めて今後もよろしく願いします。