2023/04/13 08:45
農耕の歴史は古く、紀元前12000年頃には植物の栽培化が行われていたとされています。
農耕で安定した収穫を得るためには未来を予測した計画性が必要ですが、気候の変動や作物の病気、害虫などの影響を受ければその計画に則った収穫も望めません。
人類はこの長い歴史の中で冷害や病気に強い品種を作り、害虫の被害を減らす工夫を重ねてきましたが、農耕における最大の革命には19世紀末までの膨大な時間を要しました。
1892年、アメリカ合衆国サウスダコタ州の発明家ジョン・フローリッチは、土地の耕作をそれまでの人力や牛馬に代わって行う、内燃機関を搭載した作業機すなわちトラクターを発明しました。
この発明品は自動車の大量生産で革命をもたらしたヘンリー・フォードの手が加わることにより爆発的普及を果たします。
アメリカで産声を上げたトラクターはまたたくまに世界中へ広まり、各国でトラクターを生産するメーカーが誕生し、ヨーロッパではポルシェやランボルギーニがトラクターを生産していたことでも知られます。
写真は株式会社タミヤから発売された1/10RCトラクター・くまモンバージョンに、エンジンサプライヤーとスポンサーなどのステッカーを作成してカスタマイズしたワンオフモデルです。
◉参考文献
「水月湖年縞堆積物の花粉分析と精密対比によって復元された、晩氷期から完新世初期にかけての気候変動の時空間構造―その古気候学的および考古学的意義―」(立命館大学)
「人類の歴史を変えたトラクター」(NHK)
「【意外と知らない】ポルシェやランボルギーニが作っていた「アレ」とは?」(WEB CARTOP)
「RCモデル製品情報」(株式会社タミヤ)
2件のコメント
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ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示もし生物にお詳しいなら質問があります。
ヨーロッパにおける松食い虫の北上状況と
昨今よく見る葉がついたまま立ち枯れている広葉樹の枯死原因です。
キクイムシなのか熱射によるものなのか別の原因なのか。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示力強く走りそうに見えます。
トラクターてMRなのでしょうか?